どーも。お疲れ様です。
さて、今日は巨人 坂本勇人選手についてです。
昨年31歳という若さで2000本安打を達成し、巨人のショート・チームの顔として10年以上レギュラーの座を守り抜き、築きあげてきた偉業を挙げればキリが無い坂本選手です。
一方で、そんな坂本選手と二遊間でコンビをセカンドが固定できないことが巨人の長年のウィークポイントとなっておりました。
巨人のセカンドと言って真っ先に名前が挙がる仁志選手以降、数年レギュラーを務めた選手は残念ながら居ません。
そこで、今回は坂本選手と二遊間を一番多く組んだ選手は誰なのかを調べてみました。
- 各年のランキング
- 2008年 坂本勇人 144試合 .257 8本塁打 43打点 10盗塁
- 2009年 坂本勇人 141試合 .306 18本塁打 62打点 5盗塁
- 2010年 坂本勇人 144試合 .281 31本塁打 85打点 14盗塁
- 2011年 坂本勇人 144試合 .262 16本塁打 59打点 8盗塁
- 2012年 坂本勇人 144試合 .311 14本塁打 69打点 16盗塁
- 2013年 坂本勇人 144試合 .265 12本塁打 54打点 24盗塁
- 2014年 坂本勇人 144試合 .279 16本塁打 61打点 23盗塁
- 2015年 坂本勇人 130試合 .269 12本塁打 68打点 10盗塁
- 2016年 坂本勇人 137試合 .344 23本塁打 75打点 13盗塁
- 2017年 坂本勇人 142試合 .291 15本塁打 61打点 14盗塁
- 2018年 坂本勇人 109試合 .345 18本塁打 67打点 9盗塁
- 2019年 坂本勇人 143試合 .312 40本塁打 94打点 5盗塁
- 2020年 坂本勇人 115試合 .289 19本塁打 65打点 4盗塁
- 通算ランキング(2008年~2020年)
- まとめ
各年のランキング
坂本選手は2007年(2006年)に巨人に入団し、2年目の2008年よりレギュラーの座に座っております。
そこで今回は坂本選手がレギュラーを掴んだ2008年~2020年の二遊間コンビについて調べています。
※レギュラーシーズンの先発出場の試合のみカウント。
2008年 坂本勇人 144試合 .257 8本塁打 43打点 10盗塁
2年目19歳にして開幕スタメンをつかみ取りました。
当時はレギュラーで二岡智宏選手がショートを守っていたため、開幕はセカンドでのスタメンでしたが、開幕戦で二岡選手が怪我したこともり、二試合目よりショートでスタメンしております。
そんな2008年の二遊間相手がコチラ↓
選手 | 試合 |
木村 拓也 | 82試合 |
ルイス ゴンザレス | 31試合 |
古城 茂幸 | 10試合 |
脇谷 亮太 | 10試合 |
寺内 崇幸 | 6試合 |
岩舘 学 | 4試合 |
木村選手、ゴンザレス選手、古城選手と外様の選手が目立ち、以下に巨人がセカンドの固定に苦慮していたことが分かりますね。
2009年 坂本勇人 141試合 .306 18本塁打 62打点 5盗塁
3年目にして打率3割18本塁打を記録してレギュラーの座を確実にした2009年。
自身初となるタイトル、ベストナインもこの年に獲得しております。
そんな2009年の二遊間相手がコチラ↓
選手 | 試合 |
脇谷 亮太 | 42試合 |
古城 茂幸 | 38試合 |
木村 拓也 | 39試合 |
寺内 崇幸 | 17試合 |
中井 大介 | 4試合 |
エドガルド アルフォンゾ | 1試合 |
いやー固定できていませんね。
開幕戦ではアルフォンゾ選手をセカンドで起用しましたが、守備範囲の狭さを指摘されすぐに一塁手に転向。当時、高卒2年目の中井選手もこの年に一軍デビューしています。
2010年 坂本勇人 144試合 .281 31本塁打 85打点 14盗塁
31本塁打を記録して主軸としても成長を見せた2010年。
サヨナラ本塁打もシーズン3本を記録し、勝負強さを見せた年でもありました。
そんな2010年の二遊間相手がコチラ↓
選手 | 試合 |
脇谷 亮太 | 69試合 |
エドガー ゴンザレス | 57試合 |
古城 茂幸 | 16試合 |
中井 大介 | 2試合 |
2010年はパドレスに所属していたエドガー・ゴンザレス選手を獲得。
極度な打撃不振や、連携ミスを連発しレギュラーを守り抜くことはできませんでした。
2011年 坂本勇人 144試合 .262 16本塁打 59打点 8盗塁
2年連続全試合出場を達成した坂本選手ですが、2011年は打撃不振もあり3試合スタメン落ちをしましたが、得点圏打率はリーグトップを記録して勝負強さは健在でした。
そんな2011年の二遊間相手がコチラ↓
選手 | 試合 |
藤村 大介 | 103試合 |
脇谷 亮太 | 26試合 |
寺内 崇幸 | 10試合 |
古城 茂幸 | 1試合 |
ラスティ ライアル | 1試合 |
2011年は高卒4年も藤村選手が台頭。セカンドとして103試合にスタメンで出場しました。
また28盗塁を記録して盗塁王も獲得。2008年以降、初めて100試合以上、坂本選手と二遊間を守った選手が藤村選手でした。
2012年 坂本勇人 144試合 .311 14本塁打 69打点 16盗塁
2012年はシーズン20回の猛打賞を記録し、自己最高の.311の打率を記録しました。
オフにはWBC日本代表にも選出され、球界を代表する選手と飛躍しました。
そんな2012年の二遊間相手がコチラ↓
選手 | 試合 |
藤村 大介 | 63試合 |
寺内 崇幸 | 54試合 |
古城 茂幸 | 21試合 |
中井 大介 | 2試合 |
高口 隆行 | 2試合 |
エドガー ゴンザレス | 1試合 |
昨季、レギュラーを掴みかけ、背番号を0に変更して期待されていた藤村選手でしたが、2012年もその座を守り抜くことはできませんでした。
シーズン途中に退団していたエドガー選手が復帰するも、成績は振るわず、この年も多選手の併用が続きました。
2013年 坂本勇人 144試合 .265 12本塁打 54打点 24盗塁
自己最多となる24盗塁を記録した2013年でしたが、打撃成績は振るわず。
シーズン終盤には怪我の影響もあり、初めて一塁手の守備にも就いた年でした。
そんな2013年の二遊間相手がコチラ↓
選手 | 試合 |
寺内 崇幸 | 59試合 |
脇谷 亮太 | 29試合 |
中井 大介 | 24試合 |
藤村 大介 | 12試合 |
立岡 宗一郎 | 10試合 |
高口 隆行 | 2試合 |
2013年最も坂本選手と二遊間を組んだのは寺内選手でした。
寺内選手はこの年、自己最多の114試合に出場、初めてオールスターゲームに出場しました。
また、CSでは前田健太投手から、日本シリーズでは田中将大選手からホームランを打ち、インパクトを残したシーズンでした。
2014年 坂本勇人 144試合 .279 16本塁打 61打点 23盗塁
2014年は25歳5カ月で1000本安打を達成。他にも100本塁打、100盗塁も記録するなど、節目の記録を多く達成した年でした。
そんな2014年の二遊間相手がコチラ↓
選手 | 試合 |
片岡 治大 | 109試合 |
井端 弘和 | 25試合 |
藤村 大介 | 3試合 |
寺内 崇幸 | 2試合 |
2013年オフに西武から片岡選手、中日から井端選手を獲得。
一気にセカンドの人員を強化を図りました。
片岡選手は2005年の仁志選手以来の二塁手として規定打席に到達しました。
2015年 坂本勇人 130試合 .269 12本塁打 68打点 10盗塁
この年は初めて4番での出場も経験した坂本選手。
打撃成績は、3年連続で悪くは無いけど物足りない成績に終わってしまいました。
また怪我の影響もあり、4月には出場選手登録抹消も経験しています。
そんな2015年の二遊間相手がコチラ↓
選手 | 試合 |
片岡 治大 | 85試合 |
井端 弘和 | 28試合 |
立岡 宗一郎 | 10試合 |
吉川 大幾 | 4試合 |
中井 大介 | 2試合 |
寺内 崇幸 | 1試合 |
昨年獲得した、片岡選手、井端選手も成績が振るわセカンドを固定することはできませんでした。
井端選手はこの年で引退を発表。セカンド問題はこの年も解決することができませんでした。
2016年 坂本勇人 137試合 .344 23本塁打 75打点 13盗塁
この年は打撃フォーム改善に取り組み、自己最高となる.344の打率を記録。
自身初となる、首位打者、最高出塁率のタイトルを手にしました。
また、守備面でも初のゴールデングラブ賞を獲得し、新監督として就任した高橋由伸監督を支えて年でした。
そんな2016年の二遊間相手がコチラ↓
選手 | 試合 |
ルイス クルーズ | 59試合 |
山本 泰寛 | 18試合 |
片岡 治大 | 17試合 |
脇谷 亮太 | 13試合 |
吉川 大幾 | 8試合 |
辻 東倫 | 7試合 |
中井 大介 | 6試合 |
寺内 崇幸 | 2試合 |
藤村 大介 | 1試合 |
ロッテからクルーズ選手を獲得、西武から脇谷選手が復帰し、セカンドの戦力アップを図った年でした。
しかしながらクルーズ選手は怪我の影響もあり満足の成績を残せず、結果として最多となる9選手を起用した年となってしまいました。
2017年 坂本勇人 142試合 .291 15本塁打 61打点 14盗塁
シーズンオフに開催されたWBCにも出場し、打率4割を超す活躍を見せた2017年。
同シーズンに通算1500本安打を記録し、チームを牽引しました。
そんな2017年の二遊間相手がコチラ↓
選手 | 試合 |
ケーシー マギー | 60試合 |
中井 大介 | 46試合 |
山本 泰寛 | 17試合 |
ルイス クルーズ | 7試合 |
辻 東倫 | 5試合 |
脇谷 亮太 | 4試合 |
吉川 尚輝 | 2試合 |
高橋監督が、開幕から10年目を迎えた中井選手を1番セカンドで固定。
開幕から36試合セカンドを固定するも結果が伴わなず、シーズン途中からは三塁を守っていたマギー選手をセカンドに固定。2番打者として起用しセリーグ記録となる48本の二塁打を記録しました。
また1年目の吉川尚輝もこの年に一軍デビューを果たしております。
2018年 坂本勇人 109試合 .345 18本塁打 67打点 9盗塁
怪我の影響もあり、レギュラー定着後、自己最低の109試合の出場に留まった2018年。
しかしながら、打撃は好調でキャリアハイの.345を記録。失策も2年連続1桁の9失策と安定感が増した年でした。
そんな2018年の二遊間相手がコチラ↓
選手 | 試合 |
吉川 尚輝 | 67試合 |
田中 俊太 | 25試合 |
山本 泰寛 | 11試合 |
ケーシー マギー | 4試合 |
開幕スタメンは吉川尚選手が起用され、不安定ながら2年目としては充分な成績を収めていました。
しかしながらヘッドスライディング時に骨折し戦線を離脱。
代わりに1年目の田中俊太選手がなどが起用され、セカンドの若返りを図った年となりました。
2019年 坂本勇人 143試合 .312 40本塁打 94打点 5盗塁
2019年の坂本選手は圧巻でした。
自己最多となる40本塁打を記録。全試合出場、チーム内三冠王、シーズンMVPを獲得。
チームを5年振りのリーグ優勝に導いた年となりました。
そんな2019年の二遊間相手がコチラ↓
選手 | 試合 |
若林 晃弘 | 57試合 |
山本 泰寛 | 41試合 |
田中 俊太 | 22試合 |
吉川 尚輝 | 11試合 |
増田 大輝 | 8試合 |
吉川 大幾 | 2試合 |
開幕戦では吉川尚選手が1番セカンド起用され、打撃好調でチームの開幕ダッシュに貢献しました。
しかしながら腰痛の影響で4月途中で登録を抹消。
それ以降は、若林選手、山本選手、田中選手の併用が続きました。
2020年 坂本勇人 115試合 .289 19本塁打 65打点 4盗塁
2020年は開幕前に新型コロナウイルスに感染してい事が発表されました。
開幕戦に間に合い、シーズン途中には史上2番目の若さでの通算2000本安打を記録しました。
そんな2020年の二遊間相手がコチラ↓
選手 | 試合 |
吉川 尚輝 | 84試合 |
北村 拓己 | 11試合 |
若林 晃弘 | 10試合 |
増田 大輝 | 4試合 |
田中 俊太 | 1試合 |
湯浅 大 | 1試合 |
吉川 大幾 | 1試合 |
2020年は主に吉川尚選手がセカンドで起用され、打撃でも安定した成績を残しました。
また若林選手、北村選手など若手も多く起用されいました。
通算ランキング(2008年~2020年)
ここまでは各年の坂本選手と二遊間を組んだ選手のランキングをみて頂きました。
各年でFA、トレード、ドラフト、新外国人でセカンドの新戦力を獲得しているものの、なかなか数年レギュラーを取る選手が出てきていないことが分かって頂けたかと思います。
逆に坂本選手が10年以上レギュラーを張り続けていることが凄すぎますね。
ここでは通算での坂本選手と二遊間を組んだ選手のランキングを見ていこうと思います。
通算ランキングはコチラ↓
選手 | 試合 | |
通算1位 | 片岡 治大 | 211試合 |
2位 | 脇谷 亮太 | 193試合 |
3位 | 藤村 大介 | 182試合 |
4位 | 吉川 尚輝 | 164試合 |
5位 | 寺内 崇幸 | 151試合 |
通算1位は2014年FA西武より加入した片岡選手でした。巨人での実働は3年という短さでしたが211試合、坂本選手と二遊間を組んでおります。
2位は2006年ドラフト5位で入団した脇谷選手です。単年で一番多くとも69試合でしたが、2006年~2013年、2016年~2017年と巨人に在籍し、コンスタントに試合に出場してました。
3位は2008年にドラフト1位で入団した藤村選手でした。2011年には盗塁王のタイトルを獲得し、二塁手のレギュラーを長年務めていくことを期待されていましたが、2017年に球団から戦力外通告を受け28歳という若さで引退しました。
4位は吉川尚輝選手です。ランキングでは唯一の現役選手です。2017年にドラフト1位で入団後、俊足巧打を武器にコンスタントに出場を続けております。怪我多いことが心配ではありますが、実力通りの活躍ができれば今期中にもランキング1位も狙える位置に付けています。
5位は寺内選手です。ランクインしている選手では、はっきりとレギュラーを掴んだという年が無い寺内選手ですが、堅実な守備、器用さ、意外性の打撃で、10年にわたり1軍で役割を果たしていました。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は巨人 坂本選手と二遊間を最も多く組んだ選手について調べてみました。
10年以上、坂本選手が遊撃手としてレギュラーを守り抜いている一方で、セカンドで長年活躍できている選手が居ないのが分かって頂けたと思います。
早く、仁志選手以来のセカンドレギュラーが出てきてくれることを期待したいと思います。
それでは!!